こんにちは😊
ヤスタです
皆さんは”塗り”
で遠近感が出ない…目立たせたい場所が
目立たなくなるけど原因がわからない…
と悩むことはないですか?
色は複雑で難しいから大変です
自分の好きな色ばかり、同じような色ばかり
で塗っても、全体を見ると
自分の一番強調したいところが
目立たなくてモヤモヤして
しまいます
僕もオリジナルイラストを描いたり
二次創作を描き終えてから
色合いをみたときにぐちゃぐちゃになり
おかしいのはわかるんだけど、どう直したら
いいか分からない…そもそも原因が分からない
ということが何回かあり投げ出してました
逆に狙ってできるようになると
画面全体がごちゃごちゃせず、自分が
見せたい部分をはっきりさせられます
複雑で難しいからこそ基本となる部分を
知っておくことで他の絵師さんの塗り方も
少しずつわかってくることがあります
理解を深め、自分でも色の使い方を
意識してできるようになれば
絵の見栄えが変わっていきます
一つ一つ確認して
いきましょう!
色の3属性
色には①色相、②彩度、③明度
という3つの属性があります
この3つを組み合わせて
色が表現されていきます
3つの特徴を理解して使えるようになれば
強調したいところを意識してつけれたり
全体のバランスをよくすることができます
なのでしっかりと学んでいきましょう!!
①色合い
色相は「赤」や「青」などの色合いの
違いを表す言葉で
この色相を見やすく円の形に
まとめたものを「色相環」と呼びます
②色の鮮やかさ
次に色の鮮やかさで
「彩度」と呼ばれています
①の色相が鮮やかになるほど
「彩度が高く」
くすんで灰色っぽくなるほど
「彩度が低く」なります
さらに、色相が全く見られず
「白や黒、灰色しかない」ものは
「無彩色」となります
色の明るさ
最後に色の明るさです
「明度」と呼ばれていて
明度が高くなるほど
色が白っぽくなり(明るい)
逆に明度が低くなるほど
色が黒っぽくなります(暗い)
色が「薄い・濃い」と考えて
しまいがちですが
「明るい・暗い」と捉えましょう
①~③を組み合わせることで
色として表現できるようになります
色選びが極端になってないか
これはあるあるなミスで
僕もデジタルイラストを描きはじめた
ばかりのころにやってしまっていましたが
1.色選びで彩度を高く設定しすぎる
2.暗い部分はとにかく黒に近づけすぎる
ということをやってしまったという
経験がある、今も当てはまっている方が
多いのではないでしょうか?
どういうことか説明していきますね!
1.彩度が高いものばかりだと?
例えばですが↓に○□△✕が
ありますが
①カラフルに見えますね
カラフルですが色の主張が
強くてどれを見ればいいかわからない…
チカチカする…となりませんか?
チカチカする訳は
4つの図形が全て彩度が高くて
色の主張が喧嘩しあってる状態だからです
色の使い方に慣れていない方は
つい彩度が高いものを選んでしまいがちです
僕もはじめはそうでした…
彩度が高いものを服全体や背景など
面積の広い部分に使ってしまえば
瞳のような目立たせたい部分が
パッとしない原因に繋がってしまいます
逆に↓のように
②彩度が控えめな図形だけなら落ち着いた色合い
で見やすくなりますが
パッとしない、目を引くものがないです
なのでこの①と②を
バランスよく組み合わせる
ことが大事です
例えばですが↓の①‘のように
色鮮やかな図形のなかにポツンと
くすんだ色があるだけでそこに
目が行きやすくなります
②‘の図も似たようなやり方で
くすんだ図形の中に1つ
鮮やかなものがあるだけで
そこに目が行きやすくなります
このように仲間はずれを意図的につくって
あげることで
相手に見てほしい部分を
主張することができます
2.下塗りの色は影の塗りまで気を遣えてる?
これも僕の失敗談から
説明しますが
黒っぽい色・暗めな色の
髪や服の下塗りをするとき
どこまで「明度」を下げていますか?
色が黒に近いから下塗りも黒くする
それだと影の色はどうなってしまうのか
考えたことはありますか?
例え下塗りより暗い影を
つけれたとしても
色の差がはっきりとしないと
影がわかりにくくなり
立体感が全く感じられない
イラストになってしまいます
なのでここは
自分のイメージしてる黒より
少しだけ明度を上げて
グレーに近付けることで
影を付けたときに下塗りと色の差ができて
くっきりとした影をつけることができます
明度を上げグレーにしてしまうのに
抵抗を感じるなら、
そこから彩度も少し上げてあげれば
ただのグレーよりは濃い色に
見えるので
自分のオリキャラ、創作イラストで
塗りがはっきりしないという方は
色々試してみてください!!
色相を調整する
先ほど黒い部分の影に
ついてお話しましたが
それはあくまで
「明度」と「彩度」の話でした
これから紹介するのは
「色相」についてです
影をつけるとき
明度と彩度「だけ」を調整して
描くのもいいですが
「なにか物足りない」と
感じたことはないですか?
実は影を塗るときに色相も
一緒に調整するとかなり印象が
変わります!
例えばですがここに
①~③の色があって影を塗るとします
それぞれに影を色をつけるとき
明度と彩度を同じ位置まで調整して
「色相も変えるとどう見えそうですか?」
①~③それぞれで色相を
上にずらしたもの、そのままのもの
下にずらしたものを用意しました
上にずらすと少しマイルドな印象に
下にずらすと少しくっきりとした印象に
なります!
影では上にずらすとぼんやりと
してしまいやすいので
色相を下にずらして明度と彩度も
調整をかけて塗ることが多いです
色相を上にずらす、そのままが
良くないというわけではないので
自分にあった色相選びを試しましょう
まとめ
いかがでしたか?
最後にまとめをして終わりに
したいと思います
色には3つの属性があって
色相と彩度、明度を
組み合わせることで色が表現できる3つの特徴を理解して
使えるようになれば強調できたり
バランスよくできる色相は色合いの違いを
表す言葉で円状にまとめたものを
色相環と呼び色相が鮮やかなものは
彩度が高く、くすんで灰色のものは
彩度が低いという扱いになる明度が
明るいほど白っぽくなり
暗いほど黒っぽくなる下塗りで極端に
彩度を上げすぎたり
明度を暗くしすぎると見づらい絵になってしまう
ので色の調整は大切影をつけるときに
色相はそのままでもいいけど下にずらして影色を調整すれば
くっきりとした印象になりやすい
以上で色の基本と
工夫の仕方についてのブログを
終わります
最後まで見て下さり
ありがとうございました
また、描いてるときの困りごと
にもお答えしますので
お気軽にご相談ください😊